2020年度の開業が見込まれる北大阪急行延伸線の新駅名候補案が「箕面萱野(かやの)駅」「箕面船場阪大前駅」に決まった。箕面市が6月5日に発表した。
延伸工事は線路や駅内装を北大阪急行が、コンクリート構造物や駅舎を箕面市が整備主体となって進められている。市は昨年12月から1月にかけて市民から駅名案を公募。1,435件の応募があり、その結果をふまえ、駅周辺の地元12自治会やかやの中央まちそだて交流会、大阪船場繊維卸商団地協同組合、大阪大学などでつくる駅名検討会議での話し合いを経て、駅名候補案が選ばれた。
終点となる「箕面萱野駅」は、周辺が戦後間もない時期まで萱野村と呼ばれ、現在でもショッピングモールのある地区が「かやの中央」と名付けられるなど親しみのある地名「萱野」に、遠方からでも目的地がわかるように「箕面」を組み合わせた。
千里中央駅との中間駅は「箕面船場阪大前駅」に。駅周辺には1970年代に大阪市内の船場地区から業者が移転して形成された繊維問屋街があり、今後、大阪大学箕面キャンパス(旧:大阪外国語大学)が同地に移転し、新たな拠点づくりが進むことがから「箕面」「船場」「阪大前」を組み合わせた。
今後、営業主体である北大阪急行が国へ手続きを行った上で、正式に駅名が決定される見通しだ。