日本センチュリー交響楽団が、2021-22シーズンから首席客演指揮者に久石譲さんを招く。
就任記者会見で久石さんは「各地の楽団を指揮するが、より深い表現をするにはオーケストラと深い関係を結ばなければダメだと感じ始めていた。センチュリー響は若々しく上品な音を紡ぐ、新しい感覚を持っている。僕と肌合いがいいと思う」と抱負を述べた。
作曲家でもある久石さんはセンチュリー響を含め4楽団と定期的に演奏活動しているが、3つの柱を定めているという。「まず、自分の作品を演奏すること。次に海外の現代作曲家の作品を演奏して紹介すること。そして新しいクラシックを目指すこと」
「指揮者としての活動をすると、作曲の時間が削られることが悩ましい」と言いながら、指揮者として他の作曲家の楽譜を読み込むことで、作曲家がどのように考えて曲を展開していったかがわかるので、自らの作曲活動にも大きな影響を与えていると話す。
就任記念公演は9月24日(金)の第257回定期演奏会。今最も注目される気鋭のチェリスト佐藤晴真とエストニアの作曲家スメラの協奏曲などを披露する。9月20日(月・祝)の京都特別演奏会では映画「天空の城ラピュタ」への提供曲を交響組曲にして披露。来年3月の定期演奏会には新曲を用意するという。
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