子どもたちにも笑い声を! ムロツヨシの野外劇「muro式.がくげいかい」 5/3~11、大阪・鶴見緑地で開催

俳優・ムロツヨシが演出・出演し、2008年から10年間開催してきた舞台「muro式.」が、トラックを使用した野外劇「muro式.がくげいかい」として帰ってきた。昨年コロナ禍で延期となった大阪公演が、5月3日(火・祝)~11日(水)、大阪市鶴見区の花博記念公園鶴見緑地パーゴラ広場特設会場で、全11回、上演される。4月中旬、大阪市北区で会見した。

 

 

「まだ完売していないので、ぜひ見に来てください」と話すムロツヨシ。

 

ムロツヨシが「自分が面白いと思える舞台を、僕が一緒にやりたいと思う脚本家や役者と一緒に作って、自由に遊ぶ姿を観てもらいたいという思いから立ち上げた」という「muro式.」。10年間で2万人以上を観客動員する人気舞台だったが、2018年にいったん閉幕。その後、コロナ禍で舞台も開催しにくい状況が続く中、「何かできることはないか」と考え、2021年、野外劇「muro式.がくげいかい」として復活させた。

 

しかし、昨年の大阪公演は残念ながら延期に。満を持す今年の公演には、ムロのほか、京都を拠点に活動する劇団・ヨーロッパ企画の永野宗典と本多力、そして、オーディションで選ばれた新人・西野凪沙の4人が出演する。

 

共演者について、ムロは「永野さんと本多さんと僕はすべての特徴が違う。お互いに補い合い、それぞれの良さを伸ばせる三角形のような関係」と明かす。「西野さんは昔の僕みたいに野心があって、未完成な部分が魅力。これから時代を作る20代、30代の感性から教わりながら、時代遅れにならない舞台をつくりたい」と話した。

 

2018年までのmuro式.はオムニバス形式が多かったが、今回の「がくげいかい」は、「子どもたちに笑い声を」との願いから、昔話をモチーフに、わかりやすい話をわかりやすく見せる“大人の学芸会”を本気で演じ、楽しんでもらうことにこだわった。

 

また昼間には、子どもが観覧しやすい「ショート・キッズバージョン」を2回上演。「赤ちゃんや未就学児も遊びに来てくれたらうれしい。往年のドリフターズみたいな舞台をつくれれば」と意欲を見せた。

 

音楽はムロのたっての希望がかない、東京スカパラダイスオーケストラが担当。「昨年の公演ではなかった歌詞もつけているので、お客さんも一緒に盛り上げてほしい」と話す。また、トラックを使用したり、アクシデントも即興で笑いに変えたり、といった野外ならではの自由な演出も予定。ゴールデンウィークにぴったりな、大人も子どもも楽しめる型破りな舞台になりそうだ。

 

 

「muro式.がくげいかい」

  • 公演日時:5月3日(火・祝)~11日(水)<全11回>

5/3(火・祝)19時、4(水・祝)14時・19時、5(木・祝)19時、6(金)19時、7(土)14時・19時、8(日)19時、9(月)19時、10(火)19時、11(水)19時

  • 会場:花博記念公園鶴見緑地パーゴラ広場 特設会場
  • 料金:14時公演(ショート・キッズバージョン)一般5,000円、高校生以下2,000円(全席指定・税込み)※中学生以下は保護者同伴 ※未就学児は保護者1人につき子ども1人まで膝上無料。座席が必要な場合は有料。

19時公演8,000円(全席指定・税込み)※未就学児入場不可。

問い合わせは、キョードーインフォメーション0570・200・888まで。

 




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