7年前に「未来の大器」をテーマにした音楽番組に出演後、数々のコンクールで才能を認められている高3のヴァイオリニストをソリストに迎えるコンサートが27日(土)兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホールで開かれます。14:30開演。このコンサートを主催する一般財団法人 東洋財団は「若い演奏家が活躍する演奏会に、多くの人たちに来てほしい」と学生と一般に分けて無料招待を実施します。
◎学生は先着100人を無料招待
◎一般は抽選で20組40人を無料招待
申し込みはいずれも、〒・住所・氏名・連絡先を明記して
下記のメールアドレスから申し込みください。8/17(水)必着。
Eメール:ensoukai@toyo-zaidan.or.jp
※当選発表はチケットの発送をもって代えます。お預かりした個人情報はチケットの発送以外には使用いたしません
高3の逸材が奏でるヴィヴァルディ「四季」
そのヴァイオリニストの名は中野りな。演奏曲はヴィヴァルディの「四季」(全曲)。小中高生の弦楽奏者が集まるスーパーキッズ・オーストラの拠点・兵庫で初となる演奏会を前に「緊張している」という中野は「四季という題は作曲家でなく、後から付けられたものですが、演奏していると、四季それぞれの風景や音などがはっきりと感じられます。多彩な自然の表現を楽しみながら演奏したい」と言います。
ヴァイオリンの魅力は「人間味のあるとても温かい音。体の近くで演奏するので、奏者の人間性や様々な感情が直接伝わります。丸みのある温かい音が出せた時はとても幸せな気持ちになる」そうです。
西洋音楽を日本に紹介 信時 潔「海道東征」
中野との共演を「一期一会の、火花を散らすような演奏にしたい」と楽しみにしているのは、指揮者の木許裕介。
高槻市出身で、中高時代を兵庫で過ごし、2018年BMW国際指揮コンクールで、日本人初の第1位に輝いた期待の新星が、関西フィルハーモニー管弦楽団、神戸市混声合唱団とともに、大阪市出身の作曲家・信時潔(1887-1965)が手掛けた交声曲「海道東征」(作詞・北原白秋)と「海ゆかば」(「万葉集」大伴家持長歌より)を演奏します。
西洋音楽の手法を日本の音楽界に取り入れた信時の音楽は、音の広がりが大きな特徴。「格調高い響きを生かし、壮大でドラマチックな絵巻物をひもといていくように作り上げたい」と話す木許のタクトさばきが楽しみです。
公演の概要はコチラから(兵庫県立芸術文化センターのWEBサイトにリンク)
【一般財団法人 東洋財団とは 】
2018年1月、次代を担う青少年を応援することを目的に設立し、主に次のような事業を展開している。①給付型奨学金事業(兵庫県下の高校生対象、累計205人に給付中、また2023年生85人が給付内定しまし