神戸ベイシェラトン ホテル&タワーズが開業30周年を迎え、地域に愛されるホテルに向けた取り組みを進めている。
1992年に開業した同ホテルは2011年からホテルニューアワジが運営。13年6月に淡路島や地元・神戸の生産者から直接届く野菜やフルーツなどを販売するフードセレクトショップ「シェラトンマルシェ」、14年4月に地下から湧き出る源泉かけ流しの神戸六甲温泉「濱泉」をオープンするなど、施設とサービスを強化してきた。
最近は昨年春、北隣のビル屋上に登場した「シェラトンファーム」が話題。都市の中で農業に親しんでもらおうと、3メートル四方の貸し農園を16枠設けたところ、キャンセル待ちが出るほど人気に。近郊農家も定期的に訪れ、六甲アイランドに交流の輪が広がっている。
館内レストランでは「兵庫テロワール 食フェア」を31日(水)まで開催中。県産の山海の幸をふんだんに使ったディナーやランチ、バイキングが充実している。同ホテルの三輪谷光雄名誉総支配人は「ホップ、ステップ、ジャンプでまだまだ進化していきたい」と話す。