43回目を迎える「地方の時代」映像祭のテーマが「みんなの広場を取り戻そう」に決まり、6月から各部門の応募が始まる(詳しくは公式サイト参照 https://www.chihounojidai.jp)。実行委員会は「コロナ禍の3年を経て〝移動し〟〝集まり〟〝対話し共感する〟ことがいかに大切だったかを私たちは痛感させられた。多様な作り手が参加し、交流し、情報交換し、お互いを高め合う。映像祭はそんな〝学びの広場〟であることを目指す」と呼び掛けている。
応募開始に合わせて吹田市内の2会場で下記の日程・プログラムで、フォーラムが開かれる(入場無料・事前申し込み不要※当日先着順で満席の場合は入場できない)。各日とも映像作品の上映後にトークがある。
■「やったぜ!じいちゃん」
6月7日(水)13時30分~17時 吹田市文化会館メイシアター小ホール(阪急吹田)
生まれつきの脳性マヒで身体が不自由な74歳のじいちゃんが、仕事をし、家族の愛に囲まれ毎日を楽しく過ごしている。そんな日常が「生きる」とは何かを教えてくれる。
ゲスト:舟橋一男さん・瑞枝さんご夫妻(リモート出演)
登壇者:舟橋一枝さん(長女)、藤井稔さん(CBCテレビ)
司会:加藤有希子さん(フリーアナウンサー)
■「がんばれ!小さな映画館」
6月8日(木)13時30分~17時 吹田市文化会館メイシアター小ホール(阪急吹田)
コロナ禍の影響もあって各地のミニシアターが苦境に立っている。しかし地域における文化発信の拠点を失ってよいのだろうか。
上映作品:
ゲスト:松井寛子さん(映画宣伝おばちゃん)
田中亜衣子さん(豊岡コミュニティシネマ代表理事)
村瀬史憲さん(名古屋テレビ)
司会:藤田貴久さん(朝日放送テレビ)
■「通信簿の少女を探して~」
6月10日(土)13時30分~17時 関西大学 千里山キャンパス尚文館1階マルチメディアAV大教室(阪急関大前)
偶然購入した古書に少女の通信簿がはさんであった。昭和23年の小学生。彼女は今どうしているのだろうか。少女を探す旅から戦後77年の隠れた戦後史が見えてきた。
上映作品:
ゲスト:加藤登紀子さん(歌手)
匂坂緑里さん(TBSスパークル)
司会:堀川雅子さん(読売テレビ)