首席客演指揮者・久石譲が率いたマカオ国際音楽祭での2公演(10/21・22)が大成功を収め、ヴァイオリンの郷古廉とチェロの佐藤晴真を迎えて首席指揮者・飯森範親がタクトを振った特別演奏会「Best of Orchestra2023 飯森範親×若き巨匠の新世界」(10/29)でも聴衆に深い感動を呼び起こし、この秋、定評ある演奏に一層の磨きがかかる日本センチュリー交響楽団。
第277回定期演奏会には満を持してミュージックアドバイザーを務める大御所、秋山和慶が登場する。プログラムは、ベートーヴェンが創作意欲にあふれていた「傑作の森」の時代にあたる1806年に作曲した交響曲第4番と、R.シュトラウスの交響詩「ドン・キホーテ」。巨匠・秋山がいざなうベートーヴェンのシンフォニーは、幸せなぬくもりと力強さにあふれている。
後半の「ドン・キホーテ」は、センチュリー響が初めて取り上げる楽曲だ。ドン・キホーテ(チェロ)と従者サンチョ・パンサ(ヴィオラ)が繰り広げる冒険物語が音楽で描かれる。
ゲストにブラジル出身の世界的なチェロの名手アントニオ・メネセスを迎え、ヴィオラはセンチュリー響の首席客演奏者・須田祥子。メネセスとセンチュリー響の共演は8年ぶり。メネセスとの共演は初めてという須田は、ヴィオラ・ソロとしても初めての取り組み。今回の挑戦は大変光栄なことと意気込む。
この公演に向けてメネセスは「私は若い時にこの曲をカラヤン/ベルリン・フィルとレコーディングして以来、何度も共演できたことをとても嬉しく光栄に感じています。この曲は自分にとっても最も大事な曲の一つです。今回、日本センチュリー響とMs. 須田、マエストロ秋山と演奏できることを嬉しく思います。皆さまと会場でお会いできますことを楽しみにしております!」とコメントを寄せている。
芸術の秋、一夜限りの上質な演奏会で、特別な時間を過ごしてはいかが。
【日本センチュリー交響楽団 第277回定期演奏会】11月24日(金)19時開演、ザ・シンフォニーホール(各線福島)。A席6,500円、B席5,000円、C席3,500円、D席完売(全席指定)。未就学児童入場不可。
予約・問い合わせ:センチュリー・チケットサービス TEL:06・6848・3311(平日10:00~18:00)
日本センチュリー交響楽団の公式サイトはコチラ https://jcso.or.jp/