Bリーグ1部の西宮ストークスは8月27日、阪急西宮ガーデンズで新チーム体制発表会を行った。全選手、スタッフが登場し、9月30日から始まるBリーグ2017-18シーズンに向けての意気込みと決意を語った。
昨シーズンのB2リーグを制覇し、今シーズンはトップカテゴリーのB1リーグに挑む。新たにチームの代表取締役に就任した上原光徳氏からは、今シーズンのチームスローガンである「挑戦」の二文字が発表された。「チームはチャンピオンシップ進出を目指して『挑戦』。私たちフロントスタッフは、昨シーズンの3万人から、今シーズンは倍以上の6万6千人の来場者を獲得するために『挑戦』する」と、猛暑の中、阪急西宮ガーデンズのスカイガーデンに集まった約500人のファンを前に力強く宣言した。
昨シーズンに続きチームを指揮する天日謙作コーチは「新たなメンバーが加わり、サイズもスケールもアップしたチームで、B1に挑戦できる。皆さんの応援が一番の武器になるので、ぜひ会場に来てください」と話した。
新加入選手3人を含む12人のメンバーは、チームカラーの緑をベースに、側面には金色をあしらった新ユニホームを着用して登壇した。合わせて谷直樹選手、梁川禎浩選手、ドゥレイロン・バーンズ選手の3人がキャプテンに就任したことも発表され、メンバー一人ひとりがシーズンに向けての意気込みを語った。中でも、昨シーズンMVPに輝いた道原紀晃選手は、ファンからのひときわ大きな拍手を浴び「B1という素晴らしい環境でバスケットができることを感謝しつつ頑張っていきたい。応援よろしくお願いします」とあいさつした。
新体制発表会を見守った一人、西宮市の富士川球児さん(38)は4年来のストークスファン。「(昨シーズン、B1で実績を挙げた)栃木や千葉といった実力チームに、大好きなストークスがどう戦いを挑むか、今からとても楽しみ。今日、選手からの意気込みを聞けて、ますます期待が持てた」とシーズン開幕が待ちきれない様子だった。
チームは、9月30日(土)千葉ジェッツ戦からB1での戦いをスタートする。http://www.asahi-family.com/column/afsports/7889 (伊藤真弘)
新加入選手を含め、主な選手のコメントは以下の通り。
<谷直樹選手>※今シーズンキャプテンの1人
「B1を戦えるということで、個人的にはとてもワクワクしている。全員で守り、全員で早いテンポで攻めるといったストークスらしいバスケができれば、B1でも戦える。これまでストークスにいなかったタイプの選手も3人来てくれた。開幕を1カ月後に控え、チームとしてもこれからどんどん良くなっていくと思う。たくさんのファンが見守ってくれる中、新体制発表ができたのは感謝の気持ちでいっぱい。期待の大きさを感じている」
「西宮に来て2カ月になるが、自然が豊かでご飯がおいしく、素晴らしい街だと感じている。エキサイティングで迫力のある試合になると思うので、ぜひ見に来てほしい」
「昨シーズンは敵だったが(笑)、今シーズンは西宮に入団することができた。僕のことは『ユウト』と呼んでほしい。皆さんに笑顔を届けられるよう、僕も挑戦していく」
「はじめまして。コナー・ラマートです。今日は、暑い中ありがとうございます。会場に足を運んでいただき、応援をよろしくお願いします」