【ストークス通信⑭】ボランティア その最強の熱情と共に

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 バスケB1・西宮ストークスのおひざ元、西宮市内を中心に「グリーン計画」なるものが進行中だ。店舗の協力を得てチームポスターを掲出、街をチームカラーの緑で染めようというもの。主導するのはクラブ本体ではなく、有志で結成する「ストークスボランティアチーム」だ。

写真2 「おもてなしが好き、西宮が好き。様々な動機で、30~40歳代を中心に約80人が登録しています」とリーダーの岸信さん(西宮市・会社員・45)。試合当日は会場設営、接客対応、終われば撤収と運営の根幹を担う。平日の試合開催時は仕事を調整して集まる。共通するのは「試合後、お客様に笑顔で帰ってもらいたい」の思い。よりよい会場作りへの提言はクラブ側も受け入れる。「毎年Bリーグから、会場で最高のおもてなしをしたクラブに『ホスピタリティNo1』が贈られます。これを受賞し、西宮が最高の会場であることを発信したい」

写真3 地域に支えられるクラブも応える。各地で行う「バスケットボールクリニック」が好例だ。ストークスの選手が子どもにバスケを指導し、交流を深める。昨年12月には平木中学校(西宮市)を訪れ、バスケ部員約30人とミニゲームを楽しんだ。ドゥレイロン・バーンズ選手は「子どもとバスケができるのは幸せ。プロ選手の存在を地域に還元することは大切だと思っている」。地域を思い、思われて。他クラブがうらやむほどの“相思相愛”ぶりで、リーグをこれからも戦っていく。

(伊藤真弘)




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