ケビン・コスナーとホイットニー・ヒューストンが主演し大ヒットした映画「ボディガード」が、舞台となって日本に初上陸する。グラミー賞受賞曲「I Will Always Love You」をはじめ、映画の楽曲をちりばめたミュージカルとして2012年ロンドンで初演。今もヨーロッパや北米を熱狂させ続けるカンパニーが、10月11日(金)~20日(日)梅田芸術劇場メインホールにやってくる。
タレントで映画コメンテーターのLiLiCoは、そんな今作の世界観に魅了される著名人のひとり。「関西の人も、本格的なミュージカルを観劇するチャンスです!」と、公演オフィシャルサポーターとして、ミュージカル「ボディガード」来日公演をPRした。
■観劇後のカラオケ予約は必須!?
「この作品についてなら、何日でもしゃべれます!」。9月13日の東京公演初日を鑑賞したLiLiCoは、今も興奮が冷めやらぬ様子。長年テレビ番組で映画コーナーを担当し、ミュージカルの初鑑賞は12歳の時、本場イギリスで「キャッツ」を見たという筋金入りのエンタメ通をうならせたミュージカル「ボディガード」の魅力とは?
「映画はエンドロールで終わってしまうけれど、ミュージカルのラストはまるで(主人公)レイチェルのライブに来たかのような一体感を会場全体で楽しめる。東京公演も、最後は全員がスタンディングオベーションでした。せりふは英語で日本語字幕がありますが、もう途中からどうでもよくなる(笑)。楽曲や演出、演技で、感情すべてが伝わりますから」
とりわけ印象に残ったシーンは、ライブ会場で危険がせまったレイチェルを、ボディガード役のフランクが「お姫様抱っこ」で守りながら逃げる場面だという。「映画ではホイットニー・ヒューストンとケビン・コスナーが演じた有名なシーン。ミュージカルではどう表現するんだろう?と見ていると、アンサンブルもあまりいないのに、スモークやシルエットを巧みに使い、見事に表現しているんですね。思わず声が出ました」
一緒に観劇した夫で歌謡グループ・純烈の小田井涼平は「まったくの洋楽音痴」だというが、さすがに劇中の楽曲は「すべて知っていた」という。「そこが、ホイットニーの偉大さですよね。私にとっても彼女は、スターになりたいと夢見ていた若い時代を支えてくれた『ナンバーワン・ディーヴァ』。さらにこの作品がすごいのは、映画では使われなかったホイットニーのヒットナンバーが散りばめられているところ。それが、ストーリーにぴったりハマるから、とても新鮮でした」。あまりにも有名なナンバー“I Will Always Love You”のシーンでは、「鳥肌が立ちました。見終わった後は必ず歌いたくなるでしょうから、カラオケを予約しておくべきです(笑)」
■”お見送り”でキャストとふれあって
今回来日するキャストも、いずれ劣らぬ実力派ぞろいだ。映画ではホイットニー・ヒューストンが演じたレイチェル・マロン役には、アレクサンドラ・バークとジェンリー・シャロ―のダブルキャスト。「アレクサンドラはイギリスで大ヒットを飛ばした歌手。そんな実力者が主演するのもすごいこと。歌の力強さは目を見張るものがあります。ジェンリーは、“かわいらしさ”たっぷりの歌い手。ホイットニーが持っていた力強さとキュートさが、ダブルキャストでバランスよく分かれている。せっかくなら、2人それぞれの舞台を見るべきですね」
レイチェルのボディガードを務めるフランク・ファーマー役のブノワ・マレシャルの話題になると、LiLiCoのテンションはとりわけ高まる。「細マッチョで、キュートさ、力強さを持ち合わせている。日本人があこがれる外国人のハンサムガイ。若すぎず、頼りがいのあるボディガード役にぴったり」と絶賛の言葉が止まらない。「ブノワは日本でのモデル経験があるので、少しだけ日本語も話せるみたい。(10月13日には)出演者によるお見送りもあるようなので、ぜひ話しかけてみては? そうそう、ブノワは日本語を話す時、声が高くなるところがカワイイんですよ!」。オフィシャルサポーターとして、キャストのオフステージの表情まで知り尽くすLiLiCoならではのアドバイスを最後に送ってくれた。
・10月11日(金)~20日(日)梅田芸術劇場メインホール
・全14回公演 S14000円、A9500円、B5500円(全席指定・税込み)
・公演詳細はHPで https://www.thebodyguardmusical.jp/