日本センチュリー交響楽団は第271回定期演奏会を3月9日(木)19時から、大阪市北区のザ・シンフォニーホール(JR・阪神福島、JR新福島)で開く。
世界での活躍が期待される日本人アーティストが多数登場し、意欲あふれるプログラムが好評だった2022年度定期演奏会を締めくくるコンサート。指揮に川瀬賢太郎、ヴァイオリンにティモシー・チューイ(協力:日本音楽財団、特別協力:日本財団)を迎え、オーストリアからアメリカへ、全盛期と退廃を示す二つのワルツの世界を繰り広げる。
川瀬賢太郎は1984年東京生まれ。卓越したプログラミングで躍動感あふれる演奏を聴衆に届け、国内外で目覚ましい活躍が注目されている。今公演もティモシー・チューイが挙げた候補をもとに、時代や国を超えて「ワルツ」の光と影を想起させる「攻め」のラインアップが実現した。センチュリーは、川瀬が2006年に東京国際音楽コンクール最高位入賞後、最初に関西で指揮したオーケストラ。「自分にとって特別な存在であるセンチュリーさんと演奏できるのが一番うれしい」と語る川瀬が満を持してザ・シンフォニーホールに登場する。
ティモシー・チューイはカナダ系アメリカ人。ストラディヴァリウスの名器「エングルマン」で奏でる。力強くて激しくも、美しく甘い音色で世界中でファンを魅了する新星との競演に期待が高まる。
曲目は、J. シュトラウスⅡ「皇帝円舞曲 作品437」、コルンゴルト「ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35」、アイネム「フィラデルフィア交響曲 作品28」、ラヴェル「ラ・ヴァルス」。
A席6,500円、B席5,000円、C席3,500円、D席売り切れ(未就学児の入場不可)。予約・問い合わせはセンチュリー・チケットサービス、06-6848-3311(平日10~18時)へ。