神戸朝日ホールがリニューアル
旧居留地から芸術文化の風を再び 多彩なオープニングシリーズ

神戸朝日ホールの全面リニューアルが完成し、9月8日(金)、狂言師・野村萬斎さんの公演でこけら落としを迎える。このほど内覧会が開かれ、神戸・旧居留地の文化拠点の再開に期待が高まっている。

リニューアルオープンを前に内覧会が開かれた神戸朝日ホール

神戸朝日ホールは1994年にオープン。日本を代表する音楽の殿堂、大阪・フェスティバルホールの姉妹ホールとして、長く親しまれてきた。一時休館を経た今回のリニューアルでは505席ある全座席を新調。客席の床も張り替え、ホワイエや楽屋なども全面的に装いを一新し、音響、照明、舞台機構設備なども最新鋭機材への入れ替えを含めて全面更新し、幅広いニーズに応えられるようにした。座席の椅子と背もたれの青は神戸の海をイメージしたそうで、さらに明るく、洗練された印象だ。

神戸の海をイメージした客席の鮮やかな青が印象的だ

ホールでは来年3月まで「神戸朝日ホール オープニングシリーズ2023-2024」を開催。こけら落としの野村萬斎氏以外に、立川談春、H ZETTRIO、綾戸智恵の公演は売り切れたほか、イッセー尾形、「アカシアの雨が降る時」(竹下景子、鈴木福、松村武)、ザ・ニュースペーパー、真心ブラザーズ、矢野顕子、宮沢和史、ケーシーハシモト、「ピアノの森」(髙木竜馬)、高松亜衣、HOUND DOG、クミコ、藤川亜依里、小曽根啓カルテット、遊佐未森、錦織健、稲川淳二、サーカス、古澤巖  ベルリン・フィルハーモニック ストリングス、加古隆、春風亭一之輔、The Rev Saxphone Quartet、桂南光 桂南天、紀平凱成の豪華なラインナップが予定されている。

広く市民に愛されるホールをめざし、利用料金もリーズナブルに設定。内覧会で挨拶した朝日ビルディングの伊藤豊・代表取締役社長は「神戸の文化芸術発信拠点として、若いアーティストたちが育つ場になることを期待しています」と話していた。

神戸朝日ホール https://www.kobe-asahihall.jp/




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