ジャズが登場する筒井康隆の傑作小説「ジャズ大名」が舞台化され、来年1月、筒井の出身地でもある神戸で上演される。
江戸末期、アメリカから漂着した黒人奴隷と出会った音楽好きの藩主が、彼らが奏でる音楽のとりこになり、城中でジャムセッションを繰り広げる姿を描くコメディー。映像業界でも注目の福原充則が演出し、ジャズ界で多彩に活動する関島岳郎をはじめ、ジャンルを超えたミュージシャンやダンサーが集まる。
藩主は千葉雄大、藩主を支える老中は藤井隆が出演。その他、活躍めざましい大鶴佐助、元DA PUMPのメンバー山根和馬、若手演技派の富田望生、音楽にも幅を広げる大堀こういちら、個性的なキャストが顔をそろえる。
神戸文化ホール開館50周年記念事業の一つで、同ホール担当者は「『港町讃歌』をテーマに展開しています。神戸らしい取り組みを続けたい」と話している。
●2024年1月7日(日)8日(月・祝)各14時開演。
S席8千円、A席6千円、25歳以下4千円、高校生以下千円。
問い合わせTEL:078・351・3349、
神戸文化ホールプレイガイド。