神戸市客船誘致協議会は市民にクルーズ客船に親しんでもらおうと、客船「飛鳥Ⅱ」の市民船内見学会を8月27日、神戸港に停泊中の同船で開催した。
外国船並みの華やかさと日本船ならではの落ち着いた雰囲気を併せ持つ「飛鳥Ⅱ」は日本最大のラグジュアリー客船。選りすぐりの食事や船内プログラムはもちろん、乗船客一人あたりのスペースと乗組員の比率は同クラスの客船ではトップレベルで、海事プレス社発行の雑誌「CRUISE」で「クルーズシップ・オブ・ザ・イヤー」を初代「飛鳥」から、日本船部門で30回連続して受賞するなど、充実した設備と細やかなサービスによりクルーズライフが満喫できると、高い評価と人気を得ている。
2019年以来4年ぶりとなった神戸市船誘致協議会が主催する見学会には、534組1337人の応募の中から抽選で選ばれた35組70人が参加。白い船体が夏の青空と神戸の青い海にひときわ映える「飛鳥Ⅱ」に乗り込み、係員の案内のもと、ゆったりと食事できるメインダイニング、カフェのザ・ビストロ、船首から空と海のパノラマが広がるビスタラウンジ、潮風を感じながらリゾート気分にひたれるシーホースプールなどの船内を約1時間かけて巡った。
神戸港では、神戸市港湾局をはじめとする関係官公庁や船会社、旅行会社などで神戸市客船誘致協議会を設置。観光、商業などの関係者も一丸となって客船の誘致とクルーズの魅力発信に努めている。