11月17日(土)18日(日)の2日間、千里中央のA&Hホール(千里朝日阪急ビル低層棟4階)で、生花と草木をモチーフにした作品展「彩花草姿-はなばなと語り 草とあそぶ-」が開かれる。両日とも時間は10時30分~18時。入場無料。
創意工夫にあふれた作品を出品するのは、フラワーデザインを追求する「メティエフローラルアート」(主宰・中村俊子さん=吹田市在住)の仲間たちと、中村さんが“俊映”という華道名で教えている「いけばな草月流」の教室生たち総勢50余人。出品者の中には、自分から「やってみたい」と習い始めた小学4年生の男子と同学年の女子、中学1年生の女子もいる。
作品展前日は、ホール開場と同時に準備に入り、夜遅くまで活け込みが続いた。フラワーデザインといけばな草月流、両方のジャンルで出品する人もあるため、大わらわだ。だが、苦労の末に完成した作品は、ともに凛としたたたずまいを見せ、会場内の生花と草木が放つ清々しい気の中で静かに呼吸している。
中村俊子さんは「本当に手作りの作品展ですが、美しく豊かな四季を持ち、折々の植物に恵まれながら暮らす幸せの中で、日々を彩り、花とともに生きる喜びを表現しています。同じ志を持つ仲間と集い、草木との対話を表現する創作活動を続けられることを感謝しています」と話す。
フラワーデザインのグループ名の「メティエ」とは、「時間と精力を注ぎ込む仕事」という意味のフランス語だ。花を愛し、花とともに生きたいと願う人たちの懸命な営みの軌跡を、秋の一日、ぜひ体感してみませんか。