大阪深雪会は「第47回深雪アートフラワー展」を27日(金)~29日(日)、大阪市中央区のハートンホテル心斎橋別館(大阪メトロ心斎橋)で開く。
深雪アートフラワーは1945年、初代主宰者の飯田深雪氏が焼け跡の仮住まいでガウンの裾を切ってコクリコを制作したのが始まり。その美と技は二代目・飯田倫子氏、三代目・飯田恵秀氏へと受け継がれ、いまも全国でファンが多い。大阪では1974年から大丸心斎橋店で、深雪アートフラワー展を開催。2019年からは同じ心斎橋地区のホテルに会場を移し、関西の愛好者のセンスと誇りを発信する催しとして、47回目を迎える今年も、色彩豊かな作品たちが会場いっぱいに咲き誇る。
出品者全員で手がける共同作品のほか、各グループによる展示も見どころ。展示即売やチャリティー販売も予定されている。新型コロナ禍を経て2年半ぶりの開催となる今回は、丹精込めた色とりどりの「花」たちを通して、自然の美しさとともに、人の心のつながりを再確認する機会になりそうだ。
入場無料。問い合わせは電話06・6649・2216、深雪スタジオ大阪支部内大阪深雪会へ。