世界的芸術家・草間彌生のドキュメンタリー映画「草間彌生∞INFINITY」(2018年制作/アメリカ/77分/カラー、日本公開は2019年11月)の共同脚本/編集に携わったアメリカ在住で宝塚市出身の出野圭太さんが
Daytime Emmyの”Outstanding Single Camera Editing”(デイタイム・エミー シングルカメラ編集賞)という部門で、ノミネートされたのは以下の作品だそうだ。
- 作品:Netflix Original「Cat People」(邦題「We Love Cats!〜猫と人間の幸せな関係〜」)
- ノミネートエピソード:「Copy Cat(猫の肖像)」
「We Love Cats!〜猫と人間の幸せな関係〜」は、Netflixで公開されている短編ドキュメンタリーのエピソード集だ。猫好きな人はもちろん、あまり猫に興味を持っていない人でも面白く見られる6編のエピソードが並んでいる。
出野さんが編集に携わった「Copy Cat(猫の肖像)」は羊毛フェルトで猫の肖像を制作している日本人女性アーティストを追った約35分のドキュメンタリー作品だ。
絵画を学び、写真家でもあった彼女が、なぜ羊毛フェルトで猫の肖像を制作するようになったのか。依頼されたある作品を制作する過程を描きながら、自分の人生に丁寧に、まじめに向き合う彼女の生き様が共感を呼ぶ。
「私自身、長年アメリカで映画制作を続けていますが、素材を観た
出野さんの編集賞受賞はかなわなかったが、「Copy Cat(猫の肖像)」は監督賞、作曲賞、タイトルグラフィック賞にもノミネートされており、タイラー ・ ストリックランドが作曲賞を受賞した。
作品はNetflixで公開されている(視聴には会員登録が必要)。
We Love Cats! 〜猫と人間の幸せな関係〜 | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト
「Copy Cat(猫の肖像)」に出演した羊毛フェルト作家 わくねこ の公式サイトはコチラ
わくねこさんは初のハウツー本「羊毛フェルトから生まれる猫の肖像 『わくねこ』の作り方」(KADOKAWA、1,650円)を7月に出版。好評で早くも重版が決まったそうだ。