Netflixで公開中の「Copy Cat(猫の肖像)」で宝塚市出身の出野圭太さんが第49回エミー賞にノミネート

6月18日、エミー賞アワードセレモニーに出席した出野圭太さん(本人提供)

世界的芸術家・草間彌生のドキュメンタリー映画「草間彌生∞INFINITY」(2018年制作/アメリカ/77分/カラー、日本公開は2019年11月)の共同脚本/編集に携わったアメリカ在住で宝塚市出身の出野圭太さん49th エミー賞にノミネートされたとの知らせが入った。

Daytime Emmyの”Outstanding Single Camera Editing”(デイタイム・エミー シングルカメラ編集賞)という部門で、ノミネートされたのは以下の作品だそうだ。

  • 作品:Netflix Original「Cat People」(邦題「We Love Cats!〜猫と人間の幸せな関係〜」)
  • ノミネートエピソード:「Copy Cat(猫の肖像)」

 

「We Love Cats!〜猫と人間の幸せな関係〜」は、Netflixで公開されている短編ドキュメンタリーのエピソード集だ。猫好きな人はもちろん、あまり猫に興味を持っていない人でも面白く見られる6編のエピソードが並んでいる。

「Copy Cat(猫の肖像)」の1シーン

出野さんが編集に携わった「Copy Cat(猫の肖像)」は羊毛フェルトで猫の肖像を制作している日本人女性アーティストを追った約35分のドキュメンタリー作品だ。

絵画を学び、写真家でもあった彼女が、なぜ羊毛フェルトで猫の肖像を制作するようになったのか。依頼されたある作品を制作する過程を描きながら、自分の人生に丁寧に、まじめに向き合う彼女の生き様が共感を呼ぶ。

「私自身、長年アメリカで映画制作を続けていますが、素材を観た時、彼女の葛藤や想いに自分と重なる部分を感じ、そこにフォーカスしたストーリーを構築することで、コロナで停滞している人々の心をインスパイアできないかと考えたんです。結果、エミー賞にノミネートされ、この作品が受け入れられた実感を持てました」と出野さん。

出野さんの編集賞受賞はかなわなかったが、「Copy Cat(猫の肖像)」は監督賞、作曲賞、タイトルグラフィック賞にもノミネートされており、タイラー ・ ストリックランドが作曲賞を受賞した。

 

作品はNetflixで公開されている(視聴には会員登録が必要)。

We Love Cats! 〜猫と人間の幸せな関係〜 | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト

 

「Copy Cat(猫の肖像)」に出演した羊毛フェルト作家 わくねこ の公式サイトはコチラ

わくねこさんは初のハウツー本「羊毛フェルトから生まれる猫の肖像 『わくねこ』の作り方」(KADOKAWA、1,650円)を7月に出版。好評で早くも重版が決まったそうだ。




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カテゴリ: ライフ&アート