ニューヨーク発のハンバーガーレストラン「シェイク シャック」の関西1号店が、6月1日(金)、阪神梅田本店1階(大阪市北区)にオープンした。建て替え工事が進む阪神百貨店の「第1期棟」にオープンする目玉の店の一つだ。5月25日には内覧・試食会が開かれ、定番のハンバーガーのほかに、阪神梅田店限定メニューも披露された。ホルモン剤フリーの牛肉を使用するなど原材料にこだわり、高品質のメニューを手頃な値段で提供する。
一番人気の「シャックバーガー」(税抜き710円)は、オースラリア産アンガスビーフ100㌫のパティの上に、チーズ、トマト、レタスを重ね、マヨネーズベースのピリッとしたソースをかけて、ポテトを練りこんだバンズで挟んだ一品。肉厚でしっかり食べごたえがある。
ビーフのパティの代わりにチーズで包みこんで揚げたマッシュルームを挟んだ「シュルームバーガー」は、ベジタリアン向けで女性に好評だという。
「コンクリート」と呼ぶフローズンカスタードとトッピングを混ぜたオリジナルアイスには、3種類が登場。その1つ「ツウテンシシャック」は大阪名物の「岩おこし」を混ぜることで、サクサクとした食感が生まれ、ピーナッツバターと絡んだクリーミーなアイスのアクセントになっている。
「シェイク シャック」は店舗ごとに違うデザインコンセプトを設けているのも特徴。梅田の店舗は、御堂筋を望む立地を生かし、大きな窓を設けることでヘップファイブの観覧車など梅田の街並みを店内から眺められる。開口部を増やし、店の中と外がつながっているように感じられる空間を目指したという。
「シェイク シャック」は2001年にニューヨークでの小さなホットドッグカートからスタートし、2004年に1号店となる常設店をオープン。その後、アメリカ15以上の州のほか、ロンドン、イスタンブール、ドバイ、モスクワなどでも展開してきた。
日本では、2015年に東京都内にオープンして以降、東京近郊、横浜で計9店舗を展開。梅田阪神店は10店舗目になる。今年5月にオープンした湘南店では、開店日に80人ほどの行列ができる盛況ぶりだったという。
内覧・試食会に出席した「シェイク シャック」を日本で展開する株式会社サザビーリーグの角田良太・代表取締役社長は、「梅田の中心地、かつ『食』に力を入れている阪神百貨店で出店できたことは、非常に恵まれたことだと感じている。他と同じように、この店も地域の人に愛される場所にしたい」と話した。
営業時間10~22時。店内136席、テラス席44席。℡06・6147・8340。