大阪経済大学の学生6人と広報キャラクター「はてにゃん。」が大阪・中之島の朝日ファミリー編集部を訪れ、12月1日(土)に同大学が大阪市東淀川区役所と共催する、健康づくりと防災学習を兼ねたウォークイベント「OSAKA5GO!WALK(オオサカゴーゴーウオーク)~災害に強いまちづくりは健脚から~」をPRした。
防災マップを片手に、スタンプラリーを楽しみながら防災設備を見学しながら歩くイベントで、災害時避難所でもある大阪経済大学(大阪市東淀川区)をスタート・ゴールに、「平田の渡し跡」や「江口の君堂」など同区のスポットも行路に組み込んでいる。コースは高齢者・子ども向けの「体験コース(5㌔)」、家族向けの「ファミリーコース(10㌔)」、体力に自信がある人向けの「チャレンジコース(20㌔)」の3つがある。
体験コースでは、実行委員である学生が先導し、ルートに設けたチェックポイントを巡る。昨年実施した1回目の経験を踏まえ、参加を呼び掛けるだけでなく、当日も参加者と深く関わりたいとの思いから昨年以上にアイデアを提案。淀川の河川敷で災害時の担架の搬送体験や、高齢者疑似体験用のギプスを付けて歩く新企画も加わった。
帰宅困難者になった際、歩いて帰れる20㌔を目安に5時間歩ける体づくりと、防災の視点から街を見直すことを目的に、同大学が行政・地域・企業と連携し、昨年初めて開催。今年6月に起きた大阪北部地震など、いざという時の備えとして普段から防災への意識を高めたいという狙いがある。
大学構内でも、防災備蓄品の試食コーナーやステージのほか、防災や健康についてのブース、自衛隊がカレーを振る舞うコーナーが登場。段ボールを使ったベッドやテーブルづくり体験もある。
今年は6月の大阪北部地震を受けて関心も高く、前回よりも早いペースで応募が集まっている。学生広報隊の部長、経営学部ビジネス法学科4年の香川由紀乃さん(21)は、「体を鍛えるだけでなく、地域住民同士の絆を深めて、緊急時に助け合える関係を作りたいです。楽しみながら防災について考える機会にしてもらえればうれしい」と参加を呼びかけた。経営学部第二部経営学科3年の森本燎さん(20)は、「先月に実行委員のメンバーで実際のコースを歩いたので、予習もばっちりです。ウォーキングの大切さとともに街の魅力を伝えたい」と意気込む。
無料。先着千人。大会HP(http://www.osaka-ue.ac.jp/life/osaka5gowalk/)、FAX(06・6323・4790)、大阪市東淀川区役所 広報・広聴相談・総合企画で要申し込み。締め切りは11月16日(金)17時まで。健康で心疾患などがなく万全の体調で臨め、各コースの制限時間内(5㌔:11時~13時30分、10㌔:11時~14時30分、20㌔:9時30分~15時30分)に完歩できる人が対象。℡06・6328・2431、大阪経済大学「OSAKA5GO!WALK」実行委員会。