三菱地所ホームは11月17日、新築注文住宅「ORDER GRAN(オーダーグラン)」のモデルハウス「千里ホームギャラリー」を、千里住宅公園(吹田市)にオープンした。ORDER GRANのモデルハウスは関西エリア初出展となる。
ORDER GRANは「世界に一つを極める。」をコンセプトに、設計の特別チームが新たなライフスタイルの提案を行う、三菱地所ホームのフラッグシップブランド。端正な外観、ゆとりの空間設計、最高級の仕様で、2016年の発売以来、住まいに特にこだわりを持つ富裕層を中心に支持を得ている。請負工事金額5000万円以上の住宅比率が34.2%(※2017年4月~18年3月実績)と、富裕層マーケットに高い実績を残す同社の主力商品の一つで、代表取締役社長の加藤博文氏は「ORDER GRANの受注第一号は関西のお客様。(そうした意味でも)関西にも早くモデルハウスを出したかった」と、関西初となる出展に期待を寄せる。
千里ホームギャラリーでは、「THE LOUNGE」をテーマに、家族それぞれの趣味嗜好を反映する空間作りを目指した。様々なシーンや気分に応じて選べる「くつろぎのラウンジ空間」を各所で表現している。
エントランスの奥には迎賓の間「ウェルカムラウンジ」が待つ。来客との短時間の対面、ティータイムなど、少しの時間も豊かに過ごせる空間を想定したものだ。メインの交流、くつろぎの場となる「グランドラウンジ」は、大開口の窓から豊かに日光を採り入れ、外部との連続性を感じられる。その他、2階には映画や音楽鑑賞で家族思い思いの時間を過ごせる「プライベートラウンジ」、ボディマッサージやヨガなどで体と心を整える「メディテーションラウンジ」など、表情の違う6つのラウンジを作った。あたかもリゾートホテルで暮らすようなライフスタイルの提案で、こだわりへの出費を惜しむことのない、富裕層のインサイトに応えた。
2階の床全体には、板の層が直交するよう交互に張り合わせた厚型パネル=CLT(直交集成板)も導入した。厚さ210ミリの国産スギ材。環境負荷も少なく、国内森林資源の適正利用にもつながる素材を業界に先駆け利用した。同社の全館空調技術「エアロテック」も装備し、快適性もアピールする。
同社執行役員で商品開発部長の月田徹氏は「富裕層の方々の住まいは、単に『暮らす』だけでなく、上質な時間を過ごす『ステージ』として作られる必要がある。そういう方に選ばれるORDER GRANであるよう、デザイン、構造、性能、設備を極め、日本の頂点に立つような住宅を目指している」と自信をのぞかせる。
加藤社長は「関西の富裕層エリアとして代表的な北摂、阪神、京都は、ORDER GRANの受注実績も豊富。東京と比べ土地面積が大きく確保でき、建物にコストをかける方も多い。夏は暑く冬は寒い京都の気候も、全館空調『エアロテック』とマッチしている。今回の関西初出展を機に、さらに攻勢をかけていきたい」と話している。