奈良の初夏を彩る「薪御能(たきぎおのう)」が5月17日(金)18日(土)、春日大社と興福寺で開かれる。
869年に興福寺の修二会(しゅにえ)を祝う行事で薪猿楽が舞われたのが始まりとされ、全国の薪能の源流として「御」の字を付けて呼ばれる伝統行事。観世、金春、宝生、金剛の能楽四座による能と大藏流狂言が、17日11時から春日大社舞殿、同17時30分から興福寺南大門跡、18日11時から春日大社若宮社、同17時30分から興福寺南大門跡で、古式にのっとり執り行われる。雨天の場合、南大門の儀のみ奈良県文化会館で行われる。
1日協賛券は事前受け付け5千円、当日受け付け5500円。
全席自由。
問い合わせはTEL:0742-30-0230(月〜金9〜17時)、奈良市観光協会へ。観光案内所での販売、郵便為替も可能。