阪急京都線で2編成目となる観光特急「京とれいん 雅洛(がらく)」の運行が始まった。乗車した時から京都気分が楽しめるように趣向を凝らし、1両ごとに季節を設定。1・6号車に京町家を意識した畳調の座席、3・4号車に窓向きの座席や1人座席、2・5号車に坪庭や円窓などが配されている。乗務員室のカメラで撮影した前方映像の無線配信や車内Wi‐Fiサービスも加えた。梅田〜河原町間を土日祝に、1日7往復運行されている。
運行初日の3月23日には正雀車庫(摂津市)でお披露目セレモニーを開催。梅田駅にも多くの鉄道ファンが駆けつけ、京都の舞妓が見守る中、一番列車が発車した。
阪急電鉄の野村欣史(よしふみ)専務取締役・都市交通事業本部長は「上質な乗り心地を楽しんでいただきたい」と話していた。