インタビューなとみみわさん/人気ブログに注目! コロナ禍に読んで救われた読者が続出

イラストレーターのなとみみわさんが赤裸々に、イラスト付きで日記のように綴っているブログ「あっけらかん」。大人気ブログだが、コロナ禍の生活を綴り続けたところ、「読んで救われた」「共感して涙が出た」「すっきりした」「笑って前向きになった」と多くのコメントが寄せられている。


http://akkerakan.blog.jp/

コロナ禍生活を支えてくれる身近な方に、感謝を伝えたい

自身ががん治療のため医療従事者の方と接することが多く、最初は感謝の気持ちを伝えられたら…と考えた。

「でも、最前線で何が起こっているかわからない。感謝の気持ちをどう伝えるか…と悩んでいました。考えているうちに、身近にも支えてくれる人がいるなぁ。そういう方達に感謝の気持ちを伝えたらいいな、と」。早速、自身の感謝の気持ちをイラストにして、アップし始めた。それが思った以上の大きな共感を呼んだ。


なとみみわさん
(2017年10月13日、中野昭次撮影)

■例えばこんな記事■

●オンラインお茶会をやってみた

●スーパーに行く

●配達員さん

●友人からの久しぶりの電話

●金沢にいる母・よしみの今

どの記事も絶妙なイラストで、その場の微妙な空気感や表情を表現。読み手も思わず、泣いたり、笑ったりしてしまうのが、なとみさんならでは。自分もその場に居合わせた気分になってしまう。

多くの人は優しい視点で過ごしている。だから共感が広がった

すぐに反応があり、ブログやインスタグラムには多数のコメントも寄せられた。「うれしかったですね。さらに、他の方のコメントを読んで、共感が広がっているのが一番よかったです」と、なとみさん。

「インターネットの世界ではマイナスなことが拡散されがち。それがたった1人の声だったとしても。でも、多くの人は優しい視点を持って、コロナ禍で暮らしているんですよね。私のブログがそんな気持ちを、みんなで共有できる場になってよかったと思います」

人気ナンバーワンは「お弁当」編、そして「お弁当を頼む」編

特に人気の記事は「お弁当」。そして、続編の「お弁当を頼む」だ。

近所の居酒屋の若いスタッフが、弁当の宅配を始めたというチラシを配っているところに出くわした所から話が始まる。その若者の真摯な仕事っぷりに、心の中で「絶対に注文するから…」と誓うところでお弁当編は終わるのだが

この話には続きがあり「お弁当を頼む」編になる。

なとみさん自身もこんな展開になるとは思っていなかったそうで、ハラハラさせながらホロっとくる展開に、居酒屋の若いスタッフに惚れる読者が続出。

そして、実はまだ続きがあるそう! ブログのアップが待ち遠しい。

緊急事態宣言解除後は、前向きに外を体験したい

「今回のコロナ禍で、私は本当に寂しんぼうだとわかりました(笑)。だけど、私だけじゃなく、多くの人も孤独を感じていたり、誰かと共有したいのにできなかったんですね」。

「3ヶ月ぶりに」という記事では、病院にいくために3カ月ぶりの外出準備で、驚いたり、のけぞったり、てんやわんやの支度を描いた。そして、「外出するまでは“外は怖い、電車も怖い、病院も…”と思っていたのですが、でかけてみたら、アレ?今までと変わらない、怖くないやーって」。

むしろ、服を選んだり、お化粧したりで、気持ちが元気になった。

「おしゃれすることで、女性は元気になるんですよね。改めて感じました。家に帰ってネイルも塗ったりして、楽しくなっちゃった。だから、緊急事態宣言解除後は、ルールを守りながらも前向きに生活したいと思っています。そしてブログにアップします!」

なとみさんの周りでは、いつも事件や可笑しい事が起こっている。
これからも、あっけらかんとした日々を綴って多くの人を元気にしてくれるに違いない。

なとみみわさんブログ「あっけらかん」
http://akkerakan.blog.jp/

インスタグラムでも公開中
@miwasowmen

コミックエッセー「ばあさんとの愛しき日々」

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