兵庫芸術文化センター管弦楽団(PAC)は2024-25シーズン定期演奏会(全9回)のプログラムを発表した。シーズン途中の2025年から開館20周年イヤーに入るとあって、豪華な演目がそろっている。定期会員券(9回通し券)は4月18日(木)から発売開始!
佐渡裕芸術監督が3回登場
新シーズンのオープニングを飾る、9月・第153回定期演奏会は、人気の若手ピアニスト亀井聖矢をソリストに迎え、ショパンのピアノ協奏曲第1番を演奏する。
震災から30年の節目となる25年1月の第156回は、オーケストラや合唱も入れると総勢600人以上の大編成で送るマーラー第8番「千人の交響曲」。
さらに、終戦から80年となる8月・第161回のプログラムに選んだのは、ブリテン「戦争レクイエム」。反戦と平和への強い思いが込められたレクイエムを、佐渡監督が生み出す渾身の演奏で送る。
おなじみの指揮者から初登場のソリストまで
多彩なアーティストを迎える
おなじみの下野竜也は10月・第154回に登場し、生誕110年を迎える伊福部昭の交響曲「シンフォニア・タプカーラ」をお届けする。また、名匠ユベール・スダーンは25年6月・160回でベートーヴェンの交響曲第6番「田園」を演奏。
PACの“兄貴分”的存在のカーチュン・ウォン(11月・155回)や川瀬賢太郎(25年3月・158回)、オーストリア出身で24年春から広島交響楽団の音楽監督に就任したクリスティアン・アルミンク(25年2月・157回)、ピアニスト出身の世界的マエストロ、ミハイル・プレトニョフ(25年5月・159回)を指揮に迎える。
ソリストは世界屈指のチェリスト、マリオ・ブルネロが10月・154回でドヴォルザーク「チェロ協奏曲」を演奏。トロンボーンの中川英二郎は、25年2月・157回で自身の作品である「Trisense」をPAC定期で初披露する。さらに、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団首席ホルン奏者のシュテファン・ドール(3月・158回)が初登場。ピアノの児玉桃(25年6月・160回)はコロナ前の20年2月以来2度目の登場だ。
PACの定期演奏会は、兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホールで15時開演(1月17日のみ17時46分開演)。毎回同じ席で楽しめる定期会員になると、1回当たりの料金が通常よりお得! 公開リハーサルへのご招待やオリジナルグッズプレゼントなどの特典も。
定期会員券(9回通し券)の発売日程は以下の通り
【芸術文化センター会員先行予約】
B・C席:4月18日(木)10時から、A席:4月20日(土)10時から
【一般発売】
4月21日(日)10時から
新シーズンプログラムの詳細は楽団ホームページにて