2019年はどんな年? 明るくにぎわいある街へ
築城で盛り上がる尼崎と テレビドラマで話題の池田を訪ねました

 2018年もまもなくフィナーレ。新年も明るくにぎわいある街づくりを期待したいですね。“平成最後”の築城で盛り上がる尼崎と、テレビドラマの放送で話題豊富な池田を訪ねました。(畑 美佑)

 

尼崎:平成最後の「尼崎城」来春開城!市民も熱く 観光の拠点に

尼崎城
高さ約24mの天守。5階には展望スペースも。入場料は一般500円、子ども250円(1階は入場無料)

 明治維新後の廃城令で一度はその姿を失った尼崎城が、約140年ぶりに再建され、来年3月29日(金)に一般公開される。場所は、阪神尼崎駅南口から徒歩5分の尼崎城址(じょうし)公園内。工事は仕上げ段階に入っており、既に駅からその姿を望める。4層の天守は5階建てで高さ約24m。エレベーターも完備。城内ではVR(仮想現実)シアターで江戸時代の城下町を再現し、武士や姫に変身できる「なりきり体験」コーナーなどがお目見えする。
 再建は旧ミドリ電化の創業者、安保詮(あぼあきら)さんが「創業地に恩返しを」と城の建築を申し出たのがきっかけ。天守は安保さん側が建設して市に寄贈する。市民や地元企業からも1億8千万円以上の寄付金が集まり、一般社団法人あまがさき観光局も立ち上がった。
 「皆さまの期待の大きさを感じている」と市城内まちづくり推進課、藪本健(たける)さん。同時に城址公園も整備され、春には桜並木や芝生スペースも生まれる。
 「城周辺には商店街や寺町地区、えびす神社など観光スポットがたくさんあります。ぜひ家族みんなで尼崎に遊びに来て下さい!」

城下町フェスティバル
6月の「城下町フェスティバル」では尼崎えびす神社の巫女(みこ)体験が好評だった

 

 

池田:ウォンバットも市制80周年に一役!?「うまい」池田を食べに来て! 

ウォンバットの「ウォンちゃん」
ウォンバットの
「ウォンちゃん」

 来年4月に市制80周年を迎える池田市は「うまいde池田」と銘打ち様々なキャンペーンを打ち出している。テーマの「うまい」は五月山動物園の人気者「ウォンバット」、これから池田が舞台に登場する連続テレビ小説「まんぷく」、同市が発祥の地である「インスタントラーメン」とPRの柱とする三つから頭文字をとった。
 特に市が意気込むのがウォンバットの知名度アップ。オーストラリアの姉妹都市・ローンセストン市から動物親善大使として1990年に初めて“来日”し、今でも国内7頭のうちの5頭が五月山で飼育されている。今後、クスッと笑える動画なども配信していく。
 来年1月15日(火)からは市内の飲食店や食品店で満腹、満福、満足をテーマに限定メニューやお得なセットを楽しめる「まんぷくPass」もスタート。2カ月単位で半年間実施する予定で、第1弾は市内の有志50軒以上が参加する。
 また、今年2月には阪急池田駅改札前に観光や街の情報を発信する大阪池田ゲストインフォメーションも設置した。市民生活部の岸上孝志さんは「カップヌードルミュージアム 大阪池田だけじゃない、市の魅力を広くアピールしていきたい」と語った。

駅改札前の大阪池田ゲストインフォメーション
駅改札前の大阪池田ゲストインフォメーション



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