コンサート中に災害が発生したという想定で、実際に避難を体験する神戸国際防災フェスティバル2019「避難訓練コンサート」の参加者を募集中だ。 開催は2019年1月17日(木)神戸国際会館こくさいホール=写真。13時開場(17時10分終了予定)。2017年3月、18年3月に続く3回目の開催となる。入場無料(ただし、避難訓練への参加が申し込みの必須要件となる)。
当日は1階席ロビーで、防災に関するワークショップや展示も実施。ワークショップは、神戸学院大学の学生によるローリングストック活用レシピの実演と試食、兵庫県立舞子高校環境防災科の高校生による簡単な実験、117KOBEぼうさい委員会による身近な素材を使った防災グッズづくり、煙体験ハウスなど。小さな子どもでも楽しみながら防災を体験できる(15時30分まで)。
ホールではまず13時30分から、防災功労者らの表彰式と、人と防災未来センター センター長の河田惠昭氏による講演も予定されている。
「避難訓練コンサート」は15時30分から2部構成で。第1部オープニングアクトは、太鼓奏者・木村優一さんの和太鼓演奏。続いて「トイレの神様」がロングヒットし、結婚・出産を経て現在は家族とニューヨークに住むKa-Na(植村花菜)さんのミニコンサート。第2部神戸市消防音楽隊による演奏会の途中に、参加者全員で避難訓練を行う。
避難訓練では前回、前々回と同様、観客も演奏者も一斉に、地震の時に身を守る3つの安全行動を取っていく。一連の手順を知っておくと、いざという時に役立ちそうだ。まず①姿勢を低くし、②頭を守り、③動かない。担当者による安全確認後、ホールスタッフの誘導により、安全に館外へ避難していく。神戸国際会館は「最長で建物の9階から地下1階まで、階段を下りていくことになりますので、歩きやすい安全な履物で、服装や体調に注意してご参加ください」と呼び掛けている。
参加申し込み方法など詳しくは、下記URLの専用ホームページから。定員1,500人(予定、申し込み多数の場合は抽選)。
https://www.kih.co.jp/kokusaihall/kobebousai/index
神戸国際防災フェスティバル2019「避難訓練コンサート」の主催は、災害対策セミナー実行委員会(117KOBEぼうさいマスター育成会議、神戸学院大学、株式会社神戸国際会館、神戸市)。
問い合わせは、TEL078・231・8162、神戸国際会館(平日9:30~18:00)。