毎年6月に開催してきた「地方の時代」映像祭フォーラムが、今年は新型コロナ感染拡大の影響で延期され、定員をしぼった上で10月に「吹田市市制80周年記念フォーラム」と併せて開催されることになった。入場無料。9月30日(水)までに要事前申し込み(応募多数の場合は抽選)。
■「地方の時代」映像祭フォーラム in 南千里
10月12日(月)~14日(水)千里市民センター大ホール(阪急南千里)で。「地方の時代」映像祭2020応募作品の中から話題作の上映とトークを行う。時間は各日とも13時30分~17時。
12日(月)「クリスマスソング~むかし南太平洋で水爆実験があった~」
南海放送が今年5月に放映した「クリスマスソング~放射線を浴びたX年後~」を上映。宿舎の庭でくつろぐ若いイギリス軍兵士たち。彼らの後ろには巨大なきのこ雲が立ちのぼっている。同じ時期、周辺海域で日本のマグロ漁船が操業していたが……。
【トーク】司会:村田麻里子さん(関西大学社会学部教授)
ゲスト:伊東英朗さん(南海放送)、川口美砂さん(マグロ漁船乗組員遺族)
13日(火)「遠くアフガンの地で、医師・中村哲さんが遺したもの」
九州朝日放送が今年5月に放映した「良心の実弾 ~医師・中村哲が遺したもの~」を上映。昨年12月、アフガニスタンで武装勢力の銃弾に斃れた医師・中村哲さん。35年間にわたってアフガニスタンで人道援助活動を続けてきた中村さんの活動を振り返り、彼が貫き通した信念とその人間愛を考える。
【トーク】司会:玉本英子さん(アジアプレス)
ゲスト:臼井賢一郎さん(九州朝日放送)、福元満治さん(ペシャワール会広報担当理事、石風社・社長)
14日(水)「外国人の人権と日本の出入国管理」
名古屋テレビ放送が今年3月に放映した「面会報告~入管と人権~」を上映。5歳で来日し、学校に通っていた18歳の少女。大学進学も決まり、将来は社会福祉士になる夢を描いていた彼女が突然、家族とともに本国に送還された。支援者の活動でようやく再入国した中国人留学生を迎え、日本の入管行政について考える。
【トーク】司会:劉雪雁さん(関西大学社会学部教授)
ゲスト:村瀬史憲さん(名古屋テレビ)、林佳昕(リン・カシン)さん(中国人留学生)、西山誠子さん(支援者)※オンライン出演
■吹田市制80周年記念フォーラム
「映像で見る〝変わり続ける吹田市〟その未来を語る」
15日(木)13時30分~17時、9月にリニューアルオープンしたメイシアター小ホール(阪急吹田)で、「地方の時代」映像祭40周年記念特別上映会を兼ねて実施する。今年4月に市制施行80周年を迎えた吹田市の発展を記録した1960~80年代の映像を振り返りながら〝変わり続ける吹田市〟が、今後100周年に向けて、どのようなポジションで街づくりを行なっていくかを考える。
【上映作品】 ①「新日本紀行 千里丘陵」(NHK・かんさい想い出シアター) ② 「未来へ走る新しい鉄道」(北大阪急行)③ 「千里ニュータウンとその背景」(新都市シンポジウム実行委員会)
【トーク】総合コーディネーター・司会:奥居武さん(ニュータウン研究家、元博報堂)
ゲスト:岡絵理子さん(関西大学環境都市工学部教授)、泉英明さん(ハートビートプラン代表取締役)、五月女賢司さん(吹田市立博物館学芸員)
【参加申込方法】応募期間: 9月30日(水)まで
下記・映像祭ホームページ「フォーラム開催のお知らせ」から申し込みフォームで。
https://www.chihounojidai.jp/guide/event.html
または、電話(事務局:06・6363・3874)でも受け付ける。
応募多数の場合は抽選。当選者には10月上旬までに電話またはメールで連絡する。
◎ご応募にあたって当日遵守いただきたい事項
・発熱など体調に不安がある場合は、ご来場をお控えください(受付時に37.5度以上ある場合、入場をご遠慮いただきます)。
・当日は必ずマスクをご着用いただき、会場への出入りの際は手指のアルコール消毒を行ってください。
・場内は自由席で座席間隔を1~2m空けてのご案内となります。着席不可スペースを避けてお座りください。
・大阪コロナ追跡システムへの登録にご協力ください。